「生活保護を受給していてもクレジットカードを使えるか気になる!」
という方も多くいるかと思います。
きになる疑問を即座に知ることができる知恵袋などでも多くの質問が見られました。
今回は知恵袋の回答も紹介しながら
生活保護を受給している方がクレジットカードを使う際の注意点やリスクも含め解説していきます。
生活保護でもクレジットカードを持てるの?
生活保護の方がクレジットカードを持てるかどうかについて検索をかけてみると、
一定数の質問数があり、生活保護ではない方でも疑問を持って質問している方が一定数いるようでした。
質問に対しての回答はこちらです。
回答のように生活保護になる前にクレジットカードを持っていた方が、そのまま継続して持っている場合が多いようです。
ですが、「生活保護でもクレジットカードを持つのは違反じゃないの?」と心配になる声も見られました。
生活保護法にクレジットカードの作成については禁止されてはいません。
生活保護法第六十一条
被保護者は、収入、支出その他生計の状況について変動があつたとき、又は居住地若しくは世帯の構成に異動があつたときは、すみやかに、保護の実施機関又は福祉事務所長にその旨を届け出なければならない。
ですが自治体によって条例が違ってくる場合がありますので、福祉事務所に直接聞いているのが確実です。
知恵袋でこんな解決方法を発見!
どうしてもクレジットカードを持ちたい!という方もいらっしゃるかもしれません。
知恵袋で回答されていた解決方法を見てみると
デビットカードなら作成は可能とのことでした。
中でもおすすめなのがライフカードDPと楽天銀行デビットカードです。
デポジット型のライフカードDP
デポジット型のライフカードDPは、保証金を預けその金額を利用限度額として
普通のクレジットカード同様に利用できるというものです。
保証金や年会費が掛かったり、キャッシングが利用できないなどの制限はありますが、
審査不要で発行できるので、生活保護の人でもカードを持つことができます。
国際ブランド | MasterCard |
年会費 | 5,500円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5% |
入会条件 | 日本国内に住む18歳以上(高校生は除く)で電話連絡が可能な人 |
家族カード | 取り扱いなし |
ETCカード | 無料 |
交換可能マイル | ANAマイル |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険/国内旅行傷害保険/シートベルト傷害保険 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ |
楽天銀行デビットカード
デビットカードは後払いのクレジットカードと違い、利用時に銀行口座から即時に利用額が引き落とされます。
支払いの延滞を疑われることがないので申し込みの審査が不要で生活保護の方でもクレジットカードの代用品として持つことができます。
もちろん銀行口座の残高以上の金額は使えませんが、VISAカードやJCBカードといった国際ブランドのカードが持てます。
デビットカード の中では楽天銀行デビットカード が使いやすいのでオススメです。
国際ブランド | VISA / JCB / MasterCard |
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1.00%~3.00% |
入会条件 | 16歳以上で学生や主婦の方でも可
楽天銀行に普通預金口座開設が必要(ビジネス口座は不可) |
家族カード | 取り扱いなし |
ETCカード | 550円(税込) |
交換可能マイル | ANAマイル |
付帯保険 | 盗難保険 |
スマホ決済 | Google Pay、楽天ペイ |
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生活保護者がクレカを作るときのポイント
クレジットカード審査に通ることはあるのか?という疑問は多く質問されていて、
生活保護でない方でも気になる部分ではあるようです。
知恵袋ではこんな回答が見られました。
審査次第と回答されていますが、生活保護を受注している方は、基本的にはクレジットカードの審査に通りにくいです。
ですが、必ずしも落ちると決まってはいません。
これからご紹介する5つのことに注意すると審査に通りやすくなりますので気になる方は参照してみてください。
完全に無収入の人は審査に通らない
生活保護を受けているかどうかにかかわらず収入が完全にない方は、クレジットカードの審査に通ることはできません。
生活保護の費用は収入には換算されませんので、アルバイトや内職などで収入を作る必要があります。
年収を書く場合
クレジットカードの審査で最も重要なことは支払い能力の有無です。
生活保護を受けていても少しでも収入があるのならば、申し込みの際にご本人の収入額を記入しましょう。
利用額の設定
クレジットカードの最小の利用限度額は10万円がほとんどです。
クレジットカード会社は申請者の収入とご利用金額の差をチェックしています。
収入が少ないのに限度額を高く設定してしまうと支払い能力を疑われ審査に落ちやすくなってしまいます。
そのため利用限度額は最少額に設定しましょう。
付帯機能の設定
カードの限度額同様に収入が低いのにキャッシングやETCなどの付帯機能をつけてしまうと、支払い能力に見合わないとされ審査に落ちやすくなってしまうので注意しましょう。
収入が少ない方はクレジットカードには付帯機能はつけずに申し込みましょう。
審査の易しいクレカを選ぼう
生活保護を受けている方のように収入が低くても審査に通りやすいクレジットカードはあります。
何も考えずに申しもんでしまうと審査に落ちてしまうので自分に合ったカードを選びましょう。
福祉事務所に相談してみる
生活保護を受けている方でもクレジットカードは作れるとご紹介しましたが生活保護を受けている期間にクレジットカードを使用すると、生活保護の支給額が減額されたり、打ち切りになったりする場合もあります。
また、生活保護の不正受給とみなされその分の費用を返還しなければならなくなる場合もあります。
そのため、生活保護を受けている方がクレジットカードを持つ場合には福祉事務所に相談してカードを持ってもいいものなのかどうかを確認してみるのもいいかもしれません。
まとめ
・収入ゼロだと審査落ちしてしまう
・年収を必ず書く
・利用可能額は最小限にする
・付帯機能はつけない
・審査に通りやすいカードを選ぶ
・福祉事務所に相談する
生活保護を受給する前に持っていたクレジットカードはそのまま使える?
生活保護の方がクレジットカードの審査に通りにくいというお話はしていきましたが、
生活保護を受給する前に持っていたクレジットカードはどうなるの?という点が疑問に残りますよね。
知恵袋を見てみるとこんな回答がありました。
今まで持っていたクレジットカードが所持できるかどうかについてですが、
結論から言うとほとんどの場合そのカードは解約することになるでしょう。
クレジットカードの利用は借金と同じです。
生活保護の費用は借金の返済に充てることはできないので持っているクレジットカードは解約する必要があります。
ですが短期間で生活保護から抜け出せる場合などは、クレジットカードを利用しないという条件のもとに解約はしなくてもいい場合もあります。
自治体によっても違いがありますので福祉事務所で相談してみてください。
なるべく早く生活保護から抜け出せるように行動していると、自治体の方も前向きに検討してくれることもあります。
クレジットカードの解約にならないためには、ギャンブルをしたり高価な買い物をしたりはせずに慎ましく生活することがポイントになってきます。
生活保護者のクレジットカード利用時の注意点
生活保護を受けている方がクレジットカードを持てたとしても一般の方のような使い方はできません。
生活保護者がクレジットカードの誤った使い方をしてしまうと最悪な事態になりかねません。
生活保護の減額・停止の可能性がある
クレジットカードは、カード会社に借金をして支払いをするということになります。
生活保護を受けている期間の新たな借り入れは収入としてみなされます。
生活保護を受けている方が新たな収入を得ると生活保護が減額されたり停止されたりしてしまい、クレジットカードを利用した際も同様です。
また、収入を得たことを福祉事務所に報告しないで生活保護を受け続けてしまうと、不正受給となり最悪の場合逮捕される可能性もありますので注意しなければいけません。
利用は必要最低限に
生活保護を受けている期間にクレジットカードを利用する場合は必要最低限の利用にとどめてください。
法律でも生活保護の受給者は支出の節約を図ることが明確に決められています。
クレジットカードを使うときは福祉事務所に相談したうえで、どうしても必要な支払いのみに利用するよう心がけてください。
また、キャッシングや分割払いは利用せず必ず1回払いで利用するようにしてください。
まとめ
生活保護の受給は一時的な支援にすぎません。
そのため、急な費用の減額や停止されることもあります。
生活保護の費用は収入としては認められておらず、本来ならクレジットカードを所持することはできませんし、カード会社からしても収入のない方にカードを渡すことはリスクでしかありません。
クレジットカードを使えるとしても生活保護を当てにしていては、急に費用の減額や停止をされたときに返済ができずにご本人の状況が現状よりも悪くなってしまう可能性もあります。
生活保護者がクレジットカードを持つことは大きなリスクを伴います。
そのこともきちんと考えたうえでクレジットカードに申し込むかどうか福祉事務所に相談して決めましょう。