クレジットカードを店頭で利用する際に突然使えなくなってしまうことがあります。
カードの有効期限が切れていなかったり利用限度にも達していないのに決済の時にエラーが出てしまうときは、そのクレジットカードが磁気不良になっている可能性が高いです。
ほとんどのクレジットカードには磁気ストライプが付いていてこの部分が磁気不良を起こしてしまうと決済ができなくなる可能性が高くなります。
今回はクレジットカードが磁気不良になってしまう原因とその時の対処法について解説していきたいと思います。
普段の生活で気をつけていれば磁気不良を防げることも多いので、クレジットカードを正しく扱るように今一度確認してみてください。
磁気不良の対処法はセロテープで解決？
クレジットカードの裏面の上部にある黒い線が「磁気ストライプ」です。
この部分に個人に情報が保存されており、ここで読み取ることとで決済ができます。
今回は主にこの磁気ストライプのお話しなのですが、この磁気ストライプが反応しなくなったケースが以外にも多いことがわかりました。
クレジットカードの磁気不良の対策について検索してみると「磁気ストライプにセロテープを貼るとなおる」
という紹介をしているサイトがいくつかあります。
ですが、このようなやり方は絶対にしてはいけません。
なぜならお店で決済の際に読み取り機に通すと、万が一セロテープが剥がれてしまったりして機械に詰まらせてしまうと読み取り機が破損してしまう可能性があるからです。
このときにお店側から損害賠償金を請求されないとも言い切れません。
通販などインターネット上で使用する場合は問題なし
磁気不良でクレジットカードが使えなくなるのはあくまでも店頭で決済する場合のみです。
通販のようにインターネット上だけで使用する分には何の問題もありません。
また磁気不良になるのは磁気ストライプの部分なのでICチップが搭載されているカードをお持ちの場合は店頭でも決済が可能です。
しかしその際は店舗側がICカードに対応している必要があります。
ICカードでの決済はサインではなく暗証番号の入力が必要になるので、読み取り機に入力用のボタンが付いていれば、そのお店はICカード対応の店舗ということになるでしょう。
ですがICカードでの決済に対応していない店舗もまだ多いので注意が必要です。
磁気不良でどうなる？
クレジットか―ドの磁気ストライプの部分にはカードの個人情報が保存されているため、この部分が磁気不良になってしまうといざという時に決済ができなくなってしまいます。
ICチップが付いているから大丈夫と思われる方もいるかと思いますが、いまだにICチップ搭載のクレジットカードでの決済を取り扱っていない店舗も多くあります。
自分のクレジットカードが磁気不良なのかどうか自分では確かめる術はありませんし、昨日まで使えていたのに突然使えなくなることもしばしば。
普段の生活で気を付けるしかありませんので、日頃のクレジットカードの取り扱いには十分注意しましょう。
磁気不良が起きる原因は？
クレジットカードの磁気不良が起きる要因は様々なものが考えられます。
その多くが普段の生活の中にあり、身近で気付きにくいことも多々あります。
こちらではいくつかの原因をご紹介していきます。
パソコンやスマホなどの磁気の強いものと一緒に保管して磁気不良になる
クレジットカードの磁気ストライプは強い磁気のあるものに近づけたり、長い間接触していたりすると磁気不良が起きやすくなります。
そのためパソコンやスマホなどの磁気の強いものからはなるべく離して保管するようにしましょう。
特に手帳型のスマホケースのようにカードを収納できるものにクレジットカードを入れておくのにも注意が必要です。
スマホの内部にも磁気を発生させる部品が入っていますし、ケース自体にもマグネットが付属しているものが多いです。
磁気の強いものの例
・パソコン
・スマホ
・カードキー
・スピーカー etc
クレジットカードを重ねて収納すると磁気不良になる
ポケットの少ない財布を使っている場合など、一つのポケットに複数枚のカードを入れてしまうと磁気不良の原因になります。
磁気ストライプの付いているカード同士を接触させてしまうとお互いのカードを傷つけることにもなりますし、財布を傷めてしまうことにもなります。
財布に入れるクレジットカードは頻繁に使うものだけにして、財布に入りきらなければカード専用のケースなどを購入するのもいいかもしれません。
カードの出し入れによる擦れや経年劣化で磁気不良になる
クレジットカードの磁気ストライプやICチップに傷がついてしまうと、情報が正常に読み取れない場合があります。
ICチップの場合指紋が付くだけでも読み取れないことがあるくらい繊細なものです。
お財布に入れて使う方がほとんどかと思いますが、使用する際は取扱いに注意しましょう。
車の中など暑くなる場所に放置すると磁気不良になる
特に夏などに多いですが、クレジットカードを室温が高くなる車の中などに放置すると、その熱でクレジットカードが曲がってしまうなんてこともあります。
たとえばガソリンスタンドでクレジットカードを使用した後にカードをそのまま車内に置きっぱなしにしてしまってカードが使えなくなってしまったなんて事例も多々あります。
そのためクレジットカードはなるべく熱の籠るようなところには置かずに保管するようにしましょう。
折り曲がってしまい磁気不良になる
クレジットカードはすこし曲がってしまうだけでも磁気不良になってしまうことがあります。
よくあるのが、お尻のポケットに入れたまま座ってしまいカードが折れ曲がって使えなくなるということです。
財布をお尻のポケットに入れる方が多く、この事故はよく起こってしまいますので注意しましょう。
服と一緒に洗濯してしまって磁気不良になる
私にも経験がありますが、カードを服のポケットに入れたまま洗濯機にかけてしまい、それが原因でカードが使い物にならなくなってしまうというものです。
洗濯をする時に気をつけるのもそうですが、クレジットカードは使ったらきちんとしまうように心掛けましょう。
最善の解決方法とは！
クレジットカードが使えなくなった場合、汚れなどを拭いても読み取れなくなった場合
そんなときはおとなしくカード会社に問い合わせてカードを再発行してもらうのが最善の解決法といえるでしょう。
クレジットカードの更新を待つのも一つの手
カードの有効期限が切れて更新されると自動的に新しいカードが送られてきます。
更新日が近かったり、クレジットカードを店頭で使用しないという方ならばこのやり方も有効です。
この場合ならカード番号もそのままですし、手数料もかからないのであまりカードを使わないという方なら更新を待つのも良いかもしれません。
サブのクレジットカードを持ち歩く
またクレジットカードが使えなかったとしても、それが磁気不良ではなく読み取り機の故障だったり、カード会社側の原因で一時的に使えなくなっているなんて可能性もあります。
そんなときの場合にもメインのカードの他に、サブのクレジットカードを持ち歩くことも一つの手です。
その際は普段使っているカードとは別のブランドのカードにすると使える店舗の幅も広がて便利です。
カードを再発行する際の注意点
カードを再発行すると、クレジットカード番号やセキュリティコードが変わってしまうので、公共料金などをクレジットカードで支払っている方は変更が必要です。
カード会社によってはカード番号はそのままで再発行してくれるカード会社もあるようなので問い合わせて確認してみてください。
手数料について
クレジットカードを再発行すると、1000円前後の手数料を請求するカード会社が多くあるようです。
経年劣化による磁気不良なら無料で再発行してくれる場合もありますが、カード会社によって対応が異なりますので確認が必要です。
まとめ
ほとんどのクレジットカードには磁気ストライプが付いていますので磁気の強いものに近づけるだけでも磁気不良になる可能性があります。
磁気不良を完全に防ぐのは難しいとは思いますが普段の生活のなかですこし気を付けるだけでもカードの故障を防ぐことにつながります。
もし既にご自身のクレジットカードが磁気不良になってしまっている場合には、セロテープなどで補強するのではなくカード会社に連絡をして再発行してもらい、何が原因で使えなくなったのかを改めて考えていく必要がありますね。
新しいカードは同じ失敗をしないように、今回紹介してきたことを頭の隅にいれてカードを正しく利用しましょう。
JCB CARD W
