みなさんはクレジットカードを支払う際に、分割払いの機能を利用していますか?
この分割払いという機能を「クレジットカードを持ってるけど今までに使ったことがない」、「店員さんに伝えるのがなんだか恥ずかしい」
といって利用したことない人も多いようです。
今回はこの”分割払い”をする事で周囲からどう見られるのか、分割払いのメリットやデメリットなどをお話ししていきたいと思います!
支払い方法の種類は?
クレジットカードの支払い方法には6種類の選択肢があります。
どの方法で支払うかは手数料の有無が決め手になってきます。
それぞれの支払い方法について下の図にまとめてみましたのでご確認ください。
支払いの種類 | 返済方法 | 手数料 |
1回払い | 商品を購入した際に翌月に一括で支払う方法 | なし |
2回払い | 商品を購入した際に翌月・翌々月の2回に分けて支払う方法 | なし(必要な場合もある) |
ボーナス一括払い | 商品を購入した際にボーナス時期に一括に支払う方法 | なし(必要な場合もある) |
指定月一括払い | 商品を購入した際に翌月(もしくは翌々月)以降、半年以内の指定月に一括で支払う方法 | なし |
分割払い | 商品を購入した際(手数料も含め)、指定の回数に分けて月々支払う方法 | なし |
リボルビング払い | 商品の購入金額に関わらず。月々の支払額が一定金額に決めて支払う方法 | あり |
分割払いとは?
分割払いとは、クレジットカードで支払いをする際の購入代金を3回以上に分けて支払う方法です。
例えば6万円の商品を3回払いで購入した場合は、2万円を3カ月にわたって支払うことになります。
支払い回数はカード会社によっても異なり、それぞれが定めている回数しか選べません。
ほとんどの場合3回から36回の範囲で設定しています。
分割払いはこのように購入代金を均等に分割し支払うことができるので、高額な商品を購入するときなど非常に便利な機能です。
カード会社によっては、一度一括払いで購入した金額を後から分割払いに変更できるものもあります。
店頭において分割払いで商品を購入したいときは、支払いの際に支払い回数を伝えるだけで完了します。
2回払いはないのかと思われる方もいるかと思いますが、もちろんあります。
分割払いで3回払いからは手数料がかかるのに対して、2回払いは手数料がかかりません。
一括で支払うには金額が大きすぎるお買い物は2回払いを選択すると、手数料がかからずに決済ができるので便利です。
しかしカード会社によっては、2回払いが利用できなかったり2回払いからでも手数料がかかったりするものもあるのでご注意ください。
どんな時に使う?
クレジットカードを持ち始めたばかりと言う方は、分割払いはどういった場合に利用するのか
わからないと言う方もいらっしゃるかもしれません。
ここで簡単に説明していきますが、まずクレジットカードの使い方には大きく言うと2種類あります。
2種類の使い方
・包括クレジット=(例)レジでクレジットカードを利用する場合
・個別クレジット=(例)学費や車を購入する際などの申込書を記載する場合
包括クレジットは一般的なクレジットカードを利用するやり方で、コンビニやスーパーなどの店舗で支払いの際にレジにて提示すれば済みます。
個別クレジットは購入の際に申込書に個人情報などを記して、支払いはクレジットカードの審査が必要になるといったパターンです。
クレジットカードを長年利用している方はそういったシーンが思い浮かんだかもしれません。
ですが大体高額な商品を購入する場合のケースが多く、分割払いが前提となっていることが多いです。
分割払いが恥ずかしい?
さて、この分割払いの機能なのですが、”分割払いをすることは恥ずかしい”と気にされている方が結構いらっしゃるようです。
知恵袋サイトでも検索してみると
Twitterでも同様に恥ずかしいと言う投稿が見られました。
通販じゃなくて店で買おうとしてるのに分割払いってちょっと恥ずかしいかな…
— ユートン (@ytonytonyton) July 17, 2019
分割払いが恥ずかしいと思ってしまった自分が恥ずかしい
— ブドウ糖が好きなびびたん (@tetragnathidae) May 18, 2018
お金ないマンだから店舗で一括払い出来ないから恥ずかしくないようにネットで分割払いしてる。
— Hiroki 2st Mano (@very_pure) August 25, 2015
分割払いをする事で周囲にどう思われるのか気にしているようです。
分割払いは支払いの際に「分割払いできますか?」や「◯回払いで」といった内容を店員に伝えますので
それがまず勇気がいりますよね。
分割払いによる周囲の反応
恥ずかしいと思うほとんどの方が、店頭で直接分割払いをすることが恥ずかしいと思っているのと思います。
確かに店員さんに直接言うのは恥ずかしいでしょうが、正直に言って店員側はそんなこと気にしていないのが現実です。
知恵袋やTwitterでもクレジットカードの分割について回答がありました。
分割払いについてはなんとも思わない。
命に値段つけるなって騒ぐ奴が絶対出てくるけど、値段つけられなくなったらブリーダーがいなくなって純血種の動物がいなくなるよね。
とりあえずこの記事の人は無責任だったと思う。それだけ。— ミナミ (@poohstitch1225) October 5, 2020
分割払いは急な出費やお金の用意がないときなどに便利です。
私自身も分割払いは必要があれば行いますし、支払いのコントロールができるので助かる時があります。
人それぞれ様々な事情がありますでしょうし、やむを得ない場合もあります。
分割払いをすることは何も悪いことではないですしうまく活用すればとても便利な機能です。
恥ずかしがらずに堂々と分割払いをしましょう。
分割払いしてる人はどれくらいいる?
分割払いについて色々ご説明してきましたが、実際に分割払いを利用しているのはどのくらいいるのでしょうか。
平成30年の時点で日本の20歳以上の労働人口は約6700万人とされており、
そのなかで、レジでの支払い時に分割払いをしている人は約1800万人。
申請書などを通して分割払いをしている人が約4700万人います。
後者の割合は2/3以上にものぼり労働人口のほとんどの人が分割払いをしていることになります。
レジでの支払い時に分割払いを利用する人は3割程度となっていますがその理由としては、やはり前述した通り店頭で分割払いを申告することが恥ずかしいというのが関係しているのかもしれませんね。
分割払いのメリットデメリット
クレジットカードでの利用状況や家計の状況によっては一括で支払うことが難しい時があると思います。
そんな時に活用できるのが分割払いですが、何事にも良い面と悪い面があります。
こちらではそのメリットとデメリットをご紹介いたします。
分割払いのメリット
分割払いは支払いの金額を指定した回数に分けて決済ができます。
一括では払いきれない大きな金額の商品でも毎月決められた金額で、少しずつ支払うことができるのがメリットといえるでしょう。
予算が無い中での急な出費などにも対応できるので、支払いの負担を軽くすることができます。
分割払いのデメリット
分割払いのデメリットは手数料がかかるということです。
リボ払いよりは少ないですが、支払い回数が多くなればなるほど支払う手数料は増えていきますので、毎月の負担を軽くしたいがために分割の回数を多くしてしまうと支払う手数料が多くなってしまいますので注意が必要です。
もう一つは分割払いが利用できないお店があるということです。
店頭での支払い時に分割払いを申告しても利用できない場合がありますので、事前にその店舗が分割払いに対応しているか確認しておきましょう。
しかし店頭にて一括払いで決済をし、後から支払い方法を変更できるカード会社もありますのでこちらも確認しておきましょう。
分割払いをしないようにするには?
分割払いを減らしたいと思っている方は、まず支出を減らすことから始めましょう。
買い物の際にその商品は、本当に必要なものなのかどうか自分自身に問いかけてみてください。
「今しかない」と思って無理をしてでも商品を購入したいという気持ちはすごく分かります。
私自身もそう思って何度も商品を購入してきた思い出があります。
ですがそう思って後々本当に必要だったものがいくつあるでしょうか。
だいたいが、商品を購入してからしばらくたって「そこまで必要じゃなかったな」というものばかりでした。
「モノが先で支払いは後」という考えはお金がない人に共通して言える言葉です。
どんなに収入が高くてもその考えのまま生活していてはいつまでも経済的余裕ができずに支払いに追われる日々になってしまいます。
分轄払いは確かに便利で使い方によっては生活を助ける手段になります。
ですがいつまでも分割払いに頼っていてはいけません。
節約することはとても大変で窮屈なことですが、支払いに追われる日々はさらに窮屈でお金もたまりません。
本当に毎月の支払いを減らしたいと思っているならばまずは、自分自身の支払い事情を見直し、やがて将来は分割払いなど使わなくてもいい生活を目指して精進しましょう。
まとめ
今回はクレジットカードの分割払いについてご説明してきましたが分割払いは良い面もあれば悪い面も多々あります。
分轄払いは手数料がかかりますし多用するのは良くありません。
分割払いをする際は勢いで支払ってしまうのではなく、これからのことをよく考えて計画的に利用することがご自身にとっても良いことだと思います。